代表者の思い

白根邦子

happy choice代表 白根邦子

障害者と健常者

この社会は「健常者」と「障害者」という言葉がありこの二つに人種?分かれています。 「健常者」はできる、「障害者」はできない、そのように社会では思われていることが多いのではないでしょうか? 現在「障害者雇用促進法」で100人の従業員に対して障害者を2%雇用しなければいけないと法律の下社会の順応できる障害者は就職していく。 就労できない障害者は施設(就労継続B型、生活介護、昔の言い方では作業所)に通います。施設に通う障害者

法人を立ち上げる前、障害が重く、企業では働くことが難しい方々の作業、そして生活面、医療面のケアを行うサポートする立場として障害者施設で勤務していました。そこで出会ったある利用者さん(施設に通っている障害者)の母親が言いました。 「障害者の中でも、企業で働ける人は『できる障害者』、施設にいる人は『できない障害者』と思われていますよね。うちの子はできない障害者でしょうか?」 自分の子どもが外で働けないことを嘆き、施設に通うことは生産性のない「できない障害者」と社会から見られてしまうと思っていたのです。 「決してそんなことはない!」そう強く母親に言いました。なぜなら過去、私は彼らの存在に救われたことがあるからです。生きづらい社会

現代は、生産性、効率性重視の社会です。その中で障害を持ち施設へ通う人は社会の中で生産性がなく、「かわいそうな人、守らなくてはいけない人、できない人…」と思われています。 それは障害者ではなく、社会のレールから外れてしまった人たちにとっても生きづらい社会となっています。

高校3年生の時、私は真面目に勉学に励むことに疲れ、不登校、引きこもりになってしまった過去があります。大学受験を控え「学校に行かなければ」と思えば思うほど家から出られなくなりました。 そんな私を見かねた母は私を外へ出すため障害者施設のボランティアを薦めました。 そこは重度の障害者施設でした。 そして私はその施設でボランティアをやることになりました。 その施設の障害者は重度のほぼ自分では何もできません。食事、着替え、入浴、排せつほとんど介助が必要です。 私は「ここにいる障害者の存在価値は?社会での役割は?」私は疑問に思いました。 しかし、障害を持っている人たちが「引きこもり」の私を外に出してくれたということに気が付き、ハッとしました。障害を持っている人に何かをやってあげようと思っていたのに逆に私が「救われて」いたのです。 不登校になり、社会のレールを外れて絶望の淵にいた私を救ってくれた人たちを、心の底から「社会での役割」を持っている人たちだと思ったのです。そして私は、障害者福祉を学び施設で働き始めました。

「できない」と言われていた彼は、暑い時も寒い時もせっせと畑に出て土を耕します。そのため良い土には作物がたくさん実ります。そうして彼は「できる」農業生産者となったのです。

彼の言うとおり、私は、彼らが作っている良い物をもっと多くの人に手に取ってほしいと思っています。それは「障害を持った人が作った」という同情混じりの気持ちで買うのではなく「良いもの」だから買ってほしいと思っているのです。しかし、それが良いものとはなかなか知られずじまいなのが残念で仕方ありません。だから、「誰が見ても本当に良いと思ってもらえるもの」を作りたい。そう思いました。最高の日本酒を造ります障害者就労移行施設NPO法人ジョブファーム代表の高橋さんは、私の話に真剣に耳を傾けてくれました。彼は「施設でつくる良い無農薬米で、良い日本酒が造れる。上質の酒米を作り上質の日本酒を一緒につくりましょう」と言ってくれたのです。 日本酒の材料となる酒米は、上質な酒ができる「五百万石」と呼ばれる品種を栽培します。千葉県で、それも無農薬で五百万石酒米の品種を作ることは実はかなり難しいのではないかと思っていました。 というのも、五百万石は本来「北陸地方」にできる品種です。しかしジョブファームの人たちは、無農薬で五百万石酒米を作り「最高の生産者を目指したい」と挑戦してくれました。 2015年4月、種モミは農薬を使わずお湯で殺菌します。7、8月の暑い時期は雑草との戦いです。そして8月下旬、いよいよ稲刈り。収穫量900kg目標でしたが、なんと1100kg収穫できました。そして米の良し悪しを決める等級検査では最高の「特等」だったのです! その酒米で日本酒を造ってくれる酒造を探して探してやっと巡り合った千葉県大原にある木戸泉酒造。「うまい日本酒を造りましょう」と団結し、最高の無農薬酒米で造る日本酒を造りあげました。 できあがった日本酒は、飲んだ全ての人が幸せになれるよう「幸SACHI」と名付けました。ラベルの素材は、東京都世田谷区で藍染を本格的に行っている障害者施設の藍染を使います。日本酒ラベルから日本伝統文化を発信していきます。 「障害を持っていても最高の生産者となり、活躍できる社会」が実現できることを証明すべく、自然派日本酒「幸SACHI」を多くの人が手に取ってくれることを望みます。 そのことにより施設で働く障害者が活躍する社会へなっていきます。 「すべての人間の価値がお互いに認められる活躍する社会へ」実現に向け奮闘中です!

 

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