
ハッピーワーク松戸の朝礼と、その流れを紹介します。
最初に「おはようございます~」と、全員で挨拶をしてから10時ちょうどに朝礼を始めています。
1,一日の流れをホワイトボードを見ながら確認します
見学者や在宅利用者が通所してくる時間を確認していきます。
2,1人1人の一日の仕事の流れを確認します。
店オープン前の仕事、オープンからの仕事、休憩後の仕事上記一日を3つにわけて一人ひとり仕事配分をしていきます
→仕事内容の質問タイム
利用者「お米は何合研ぐんですか?」
「農業では何を植えるんですか?」
「鴨スライスは胸ですかモモですか?」
「予約は入っていますか?」
「見学者は新しく入る利用者ですか?」
皆さんから仕事を意識した質問がバンバンでてきます
3,「お知らせ」配布がある時は、文章をわかりやすく説明します。
保護者任せではなく利用者本人がお知らせ内容を理解できるよう伝えていきます。
4,職員、施設長からの話し
仕事や行事に関すること、時事ニュース、社会人ってなんだろう?障害って何だろう?等、仕事に関係ないことでも話題にして、皆さんの考えを聞きます。
言葉を多く発する人だけではなく、言葉が出るのに時間がかかる人の意見もみんなじっと耳を傾けその人の考えを聞きます。ちょっと見当違いの考えを発する人でも、言いたいことの意図を汲み取り、みんなじっと耳を傾けます。
通常の会話の中で、皆さんは自分の好きなアニメの事、野球のことは良く話してくれます。
しかし、本当の自分の気持ちや考え、今何がしたいのか、何が困っているのか、何をしてほしいのか、頭で考えをまとめてそれを言語化することはとても難しい作業となります。その練習の場としても、毎日の「朝礼」があります。
5,朝のあいさつ
挨拶リーダーが前に出ます
リーダー「みなさん、立ってください、挨拶をはじめます」
リーダー「いらっしゃいませ」 皆「いらっしゃいませ」
リーダー「ありがとうございました」 皆「ありがとうございました」
リーダー「しつれいしました」 皆「しつれいしました」
リーダー「少々おまちください」 皆「少々おまちください」
リーダー「おつかれさまでした」 皆「おつかれさまでした」
リーダー「今日も一日」 皆「おねがいします!」
6,移動して店に向かいます。朝礼は終わりです。
【あいさつの重要性】
昨今、障害を持っている、持っていないに関わらず、挨拶ができない人(挨拶を意識していない人)が多いと感じます。
挨拶は人とのコミュニケーションのきっかけとして、重要な役割を担っています。
社会の中で基本的なマナーであり、身につけていなければなりません。
「おはようございます」「ありがとうございます」「しつれいしました」他…
障害により言うことが難しい、人との関りが苦手でも「挨拶」を意識することは大切なことです。
ハッピーワーク松戸は飲食関係の仕事のため、お客さんはもちろん、それ以外の人との関りも多くあります。
食材を運んでくれたり店内修理をしてくれる業者さんにも、感謝を込めてきちんと挨拶することを推奨しています。
障害の有無、仕事ができる、できないではなく「人としてあるべき姿」を利用者も職員も目指していきたいと思っています。
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